オランダ
人口約1700万人、九州ほどの面積のオランダはNedrlandと呼ばれるとおり、その25%が水面下にあると
言われています。
地球は神が創ったが、オランダはオランダ人が創った、と言われる所以ですが、その役目を果たしたのが
今ではほとんど見ることもなくなった風車になります。
西から吹き続ける風を利用して風車を回し、そのメカニックを使って水を汲み上げ、海運国として重要な
大型帆船のための板を切り取り、植民地からの香辛料や、さまざまな食料、顔料などを轢きました。
チューリップは、原産がイランの山岳地帯だったといわれていますが、17世紀のオランダでは、
このチューリップの球根が投機の対象とされたこともありました。
球根の値段が吊り上げられるにつれ、誰もが金もうけをしたくて買い求め、結局は家一軒に相当するまで跳ね上がり、
そして急激に暴落し、多くの投機家が破産したのです。
集約農業の発達している現在では、チューリップのみならず、いろいろな切花がオランダから輸出されるが、
最高品質の品物は日本に送られるとのこと。
このチューリップにはたくさんの種類があり、3月下旬から5月下旬まで、アムステルダムの南西50キロほどにある
キューケンホーフ公園で、天気がよければ見事に咲き乱れた姿を堪能できます。