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  1986年からドイツ旅行の日本語ガイド、1992年よりドイツ個人旅行のためのリムジン・ハイヤーのドライバーガイドとして   

  旧東西ドイツ、スイス、オーストリア、チェコ、ベルギー、オランダ、フランス、イタリア、ハンガリーなどを専用車での      

  個人旅行案内の合間を縫って撮ったヨーロッパ各地の見どころをスライドショーとしてご紹介します。

 

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ローテンブルク帝国自由都市祭

1618年から48年まで、ドイツは30年間戦火に見舞われます。

これを歴史では30年戦争と呼んでいますが、1631年にローテンブルクも、カトリックの

スウェーデン軍に包囲されて激戦の後、町は降参します。

司令官のティリー将軍は、「町を焼き払う」と宣告するのですが、「それだけは・・・・」と
町の参事官たちが交渉しますが、埒が明きません。

そこへ、「まあ、これでも飲んでください」、と最高のワインが入ったジョッキを勧められ、
その美味しさに機嫌を直した将軍は、「よし。誰か、これを一気に飲んだら許してやろう」、
と言う言葉に、前市長、47歳のヌッシュ氏が、これを見事10分間かけて飲み干し、
見事に町が助かります。

これは、「ローテンブルクのマイスタートゥルンク(大酒飲み)」、と呼ばれ、
この故事にちなんで、毎年降臨祭になると、2週間にわたり帝国自由都市祭が開催され、
町は中世一色に染まります。

町の演劇クラブがこの大酒飲みのお芝居を上演しますが、市長役は本当に3.25リットルを
飲み干します。

その瞬間、観客からは大きな歓声と拍手が湧き上がります。

ただし、飲んでいるのはワインではなくて・・・・・何でしょうね?

そればかりではなく、町のあちこちでは中世の市場などが広げられ、大人から子供まで
中世の服装をし、兵隊が町を練り歩きます。

そして、広場では羊飼いの踊りや大道芸人の芸当が披露されます。

もちろん、町の中は朝の9時から18時まで車の通行は完全にシャットアウトされます。

この時期にいらした私の個人旅行のお客様には、町の説明はほどほどにし、
なるべく長い自由時間をすごしていただくことにしています。


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