ストラスブール
フランス・アルザス地方の中心地、ストラスブールは人口27万人ほどの町で、ライン川を挟んで
ドイツと国境を接しており、町の語源はドイツ語の「シュトラーセ・ブルク(街道の町)」に由来しています。
その由来の通り、ローマ領であった後は、「ドイツ民族の神聖ローマ帝国」の帝国自由都市のひとつとして
ライン川の交通の要所でもあった町は非常に栄えます。
ところが17世紀になってからルイ14世の膨張政策、30年戦争の影響でフランス領地となり、1870年の
普仏戦争にプロイセンが勝利することによってドイツに併合されました。
後の第一次世界大戦後にはフランス、ナチスドイツ支配時代にはドイツ領といった具合に、歴史の悪戯に翻弄され、
現在ではフランス領となり、公用語はフランス語ですが、多くの高齢の方はドイツ語に近いアルザス語を話します。
町の見所は、何と言っても町の中心に聳え立つ大聖堂、旧市街、皮なめし職人地区であったプチ・フランス地区、そして
しゃれたお店が並ぶ旧市街でしょう。